Blogizumiブログ
- 2024/07/05
- 食べもの
- フランス文化
パリのマルシェ♪ 豪快な陳列と量り売り
Bonjour !
ここでは、先のマルシェ投稿の続きとしまして、
パリのマルシェにならぶ果物の陳列やお買い物の様子に注目をしてご紹介します。
先の投稿はコチラ → フランスのマルシェの楽しみ方 初夏は旬の果物がたくさん!
豪快な陳列&売り方に注目!
朝早くから、活気のあるマルシェに出かけるのは楽しみのひとつ。パリの街を歩いていると旬のものが自然と目に入ってくるから、野菜や果物の季節を知らず知らずのうちに覚えてしまうような気がします。
そして、私がマルシェで最初に衝撃を受けたのは、さくらんぼの売られ方。
パリの朝市に並ぶ果物の陳列は迫力満点で、写真のように山盛り! 鮮やかな深紅が太陽の光を受けて光っています。こんなにも積まれてあると、マルシェの中でも、当然、目を惹きます。
おいしそうだなぁと眺めていると、「Combien voulez-vous?(どれだけいる?)」とおじさんが声をかけてくれました。よく見ると、手にはスコップ!
” ん? スコップ? ”
「Cinq cents grammes de cerisess’il vous plait.(さくらんぼを500gください)」とお願いすると、ムッシューは、
スコップをさくらんぼの中へ豪快にガサッと突っ込みました。
「わ?! ほんとに? 傷がつかない?だいじょうぶかな」
あ、多少のことは気にしないのね……。
さくらんぼは日本だと高価な果物ですよね。スーパーでも傷まないようにプラスチック容器に入っているのに、直でスコップ! 日本人なら初めて見た時は衝撃を受けるはずです。
このような販売の仕方は他にも!!
「Myrtille(ミルティーユ)」は、フランスでも人気の果物。日本だと英語の「ブルーベリー」が通称ですね。
写真の中にスコップがあるでしょ? ガサッと横からスコップですくう量り売り。これで大丈夫なんですが、私は毎回ヒヤヒヤしてしまいます。
そして、受け取る時も紙袋にドサッと入れられるので、自分でつぶさないように気を付けて持ち帰るしかありません。
陳列の仕方も、詰め方もすべてがダイナミック。
ちなみに、このようにスコップですくう量り売りの時は、たいてい多めに入れられるので覚悟しましょう。「Un peu moins.(もう少し少なくして)」と言えば、ちゃんと減らしてくれますけどね。
豪快な陳列も販売の仕方も魅力のひとつ!
Merci と共に、ムッシューの笑顔に癒されながら、紙袋に入った果物を抱えて持ち帰ります。
果物はたくさん買ってコンフィチュールに!
旬の果物はケース買い! まとめて購入してコンフィチュールを作ります。
おいしい季節のものをできるだけ長く楽しむ知恵ですね。これは、マダムとの暮らしの中で教わりました。
旅行中であっても、キッチン付きの滞在場所を選んだなら、ぜひ持ち帰ってみてほしい。定番のいちごもいいですけど、個人的にはアプリコットがおすすめ。
日本のスーパーでは、残念ながらフレッシュなアプリコットはなかなか見つけられないことが多いですよね。なので、日本で手に入れたい時には農家の方から直接取り寄せることもあります。
正直、甘みや香りはフランスのものにはかないませんが、加工してコンフィチュールにするには十分です。ブログでレシピを紹介しているので、ぜひこの時期にお試しあれ。
→ レシピ♪美味しすぎてファンになったConfiture d’abricots♪
さて、マルシェのことは沢山ご紹介したいことばかり。「マルシェの楽しみ方」続きも、ぜひ、ご覧ください♪
→ フランスのマルシェの楽しみ方 みんなの暮らしを覗いてみよう