Blogizumiブログ
- 2019/07/28
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フランスのビスケット<Biscuit ビスキュイ>
Bonjour !
次回ワークショップのテーマで取り上げるのは「ビスケット」。
今回も楽しい内容なるように、Lett先生とフランス資料を元に準備している最中です。
毎回、選んだテーマを掘り下げて調べると面白いことが見つかります。先にスタッフに話して反応を見て、ワークショップに参加される皆さまも驚いてくれる内容だろうと楽しみにしています。
さて、今日は「ビスケット」テーマ。その内容の中からひとつご紹介。
フランス語でビスケットは「Biscuit」と書きます。発音は「ビスキュイ」。「cuit (キュイ)」は「焼く」という意味。「Bis」は「繰り返す」という意味があります。
このBISの意味について少しご紹介すると、例えば、コンサートで最後に“アンコール!アンコール!”というとき、フランス語では“ ビス!ビス!”と繰り返します。他には、
同じ番号を繰り返して付けるときにbisを使います。例えば住所。
同じ番地になってしまう建物がたまにあります。こんなときに「bis」は便利。
フランスは建物に入る扉のところに数字が書いてあります。これが番地。
パリのハチミツ専門店LesAbeillesレザベイユは21番地なのでこんな感じ
店横にある茶色の扉の上に「21」の数字は見えますか? こちらが住所=番地です。
同じ番地の一例の写真を探してみました。
3bの写真にてご紹介いたします。こちらはワイン工場の入口写真。
柵の横にある「1」が番地なので1番地。
その横にあるオレンジ色の扉の上にある「3b」が3番地。このbは「bis」の略です。
写真がなくて残念ですが「3b」の隣に「3」番地の扉がもう一つ並んでいます。
「b」と略さずに「bis」書いてあることも多いので見つけてみてください。さて、話を戻します。今日はビスケットの話。ビスケットの「ビスbis」は「繰り返し」を意味します。ということから、
<biscuit>は「繰り返して焼く」という意味に由来しています。なんとこちらも「biscuit」ビスキュイと呼びます。
素焼きのフェーヴ(磁器製の飾り)のこと。
ガレットデロワに隠す磁器製の飾りfève(フェーヴ)というものの製造工程の中で、素焼きの状態をビスキュイと言います。これも「繰り返し焼く」という意味に由来します。
ガレットデロワのワークショップの中でも紹介したのですが参加の皆さんは「Biscuitビスキュイ」と呼ぶことは覚えていたかな。~続きへ~