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- 2021/07/15
- レシピ
レシピ♪美味しすぎてファンになったConfiture d’abricots♪
Bonjour !
さあ、今日は予告通りレシピのご紹介。
日本でも毎年作っているApricots あんずConfitureコンフィテュール。苺もいいけど、私は ”Abricots” が一番好き!
フランス語で杏はABRICOT。
発音は「アブリコ」
*最後のTは発音しない あんずジャム=Confiture d’abricots コンフィテュール・アブリコ *
Confitureは、カタカナで「コンフィチュール」と書いてあることが多いけれど、発音的には「チュ」よりは「テュ」の方が実際には近いのではないかな。
アプリコットについてのブログはこちらからもどうぞ → 季節の果物を楽しむ♪アプリコットはいかが♪
フランスの杏は甘味も色も香りも強くて生食で十分に美味しい♪ 桃のように香りが漂います。
けれど、日本のものは加工しないと薄味のものが多いようです。
今日は、ネットでお取り寄せして使いました。 では、さっそく♪
<材料> 用意するもの:直径20㎝ 深い鍋 ◎杏と砂糖を鍋に入れて半日置く
・800g Abricot あんず (皮つきのまま半分に割って種を取り除く)
・400g グラニュー糖 ・1/2個分 レモン(綺麗な色を保つ)
・1/2個分 りんご(とろみを与えるペクチンの役割)
・1/2本 バニラの莢(Abricotとの香りと味の相性がとても良い)
①皮ごとアブリコを半分に切って種を取り除く
②アブリコを鍋に入れて、グラニュー糖をかける。蓋をして半日おく
③レモン、擦ったりんご、バニラを鍋に入れる。
④強火にかけて、沸騰したら中火にする。沸騰させたまま15分~20分煮る。冷めると濃度が出てくるのでゆるめの状態で火を止める。
◎ 私は、砂時計を5分刻みで逆さにしながら使っています。こうすると、鍋を混ぜる目安になるし、煮詰めすぎてドロドロになり過ぎたり、焦がしたりすることがなくなりました。
⑤ジャムを入れる容器を準備(煮沸した瓶・洗った瓶をレンジでチンしてもOK)
⑥詰めたら蓋をして常温になるまで待つ。
*写真を撮り忘れましたが、Les Abeillesのハチミツ容器に入れて、毎年スタッフへプレゼントしています。容器はなんでもOK。口が広めのほうが詰めすく食べやすい。
瓶に入れたらそれなりに見えてくれます。
☆作るときのポイント☆
①杏は皮ごと使う
②果物から水分が出てきてヒタヒタになります。砂糖が溶けていたらOK。
③バニラに切れ目を入れて開き、黒い粒をナイフなどで取り出して使う。食べないけど、私は莢の見た目も好きなので一緒に入れて煮てしまいます。
④最初、泡が出てきますから混ぜて果物を少し潰すなどして吹きこぼれないように注意。少しすると濁っていた水がだんだん澄んできます。火が強すぎるとグツグツ飛び散るので火傷に注意。
⑤火傷しないように気を付けながら瓶に詰めます。フキンで手を覆ってから瓶を持つなどをして、ジャムが手にかからないように。
⑥火を止めて、冷めてきたら粘土が増すものなので、とろとろでも心配なく火を止めましょう。煮詰め過ぎて固くならない方がオススメです♪
家庭の手作りですから、果物の種類や砂糖の割合、煮詰め時間は、好みに合わせて好きに調整したらよいもの。それが「手作りの良さ」だと思います。
自分好みを見つけながら調整を。 煮詰めが短かったり、砂糖が少なめだったりする糖度が低い=カビやすくなります。それが好みの味ならば早めに消費してしまえばいいでしょう。
トロミつけにはリンゴをペクチンとして使うと良いでしょう。 そして、色をキープするためにはレモンを忘れずにね。*リンゴは加えずに作ることもあります。美味しく仕上がりますから必須ではないと思います。
今回の材料は、私の鍋の大きさSTAUB La cocotte 20cmに合わせた分量です。果物と砂糖の割合を頼りに、お持ちのお鍋のサイズに合わせて調整してください。
私は、この鍋を15年愛用中。 ステンレス鍋(フィスラー)で作ることもあります。銅鍋があるとベストでしょうけれど、ステンレスでも十分おいしく仕上がります。美味しく仕上げるには、煮詰め過ぎないようにすることがコツ♪
最後には、自分の舌を信じて「味見」をして整えましょう。酸味を増したい時にはレモンを追加するなど、ご自身のベストを見つけながら愉しんでみてください♪