Blogizumiブログ

2018/10/31

フランス・ハチミツ Le Miel (ミエル)との出会い

 

Bonjour !  今日はハチミツに癒された日の出来事より。

 

今となってはパリのハチミツ専門店「Les Abeilles レザベイユ」商品をレザベイユ南青山で扱っていますが、渡仏はフランス語を学ぶこと、フランス人の考え方や生活を知ることが目的でした。

 

そして、

Les Abeilles よりもLe Miel (天然ハチミツ)との出会いのほうが一年くらい早い出来事でした。

 

99年9月よりホームステイ生活をスタートして初めて迎えた冬。風邪気味になって体調を崩しかけたことがありました。*この頃は、噴水の水が氷るほどに寒い冬でした

 

マルシェ(市場)にりんごが並ぶ季節。夕食の席で”風邪気味みたい”と(つたないフランス語で)マダムに伝えて部屋で休むことにしました。

 

いつもモリモリ食べる私が食事をしなかったと心配をしたのか、マダムが”何か食べる?”と部屋まで様子を見に来てくれました。(弱っていたせいか、気にしてくれた様子にジ~ン…フランスのmamanママの優しさに触れて泣ける思い)

 

冬は日没が早い。そして、日が落ちると真っ暗で寒いパリ。慣れない海外生活で体調が崩れると不安なもので、寒さに加えて心細かったことを覚えています。今と違って当時はネットもなくて、孤独。

 

古い建物なので歩くと「ミシミシ」と床の音がする廊下。夜中に歩くとその音がよく聞こえるから「ミシ、ミシ」の響きから余計に寒さを感じます。

 

フランス・ハチミツ Le Miel (ミエル)との出会い

 

そんな廊下を抜けてキッチンまでいくと、甘いりんごの香りに包まれました。お皿にりんごのコンポートを入れてくれてハチミツを渡されました。

 

 

当時の私にはリンゴのコンポートを作る習慣がなかったので、これだけでフランスらしさを感じました。だって、

 

もし私がパリで一人暮らしをしていたなら「コンポート」の発想はなかったことでしょう。

フランス・ハチミツ Le Miel (ミエル)との出会い

 

ハチミツが入っていたのはプラスチック容器。キッチンの椅子に腰を下ろして、素朴な柄が可愛くて眺めながらコンポートを食べていると

 

「何か日本と違う?」「ちょうどハチミツが少なくなってきたからizumiが元気だったら明日一緒に買いに行こう」と一緒に出かける提案をしてくれました。

 

フランス・ハチミツ Le Miel (ミエル)との出会い

 

そして翌日、マダムと市場の買い物をした後に立ち寄った人生初のハチミツ専門店。

 

ココでの写真はLes Abeillesのものですが、マダムと訪れた初めてのハチミツ専門店はLes Abeillesではありませんでした。そして、人生で初めてハチミツの量り売りに出会いました。

 

そして、このような「ハチミツサーバー」というものを見ることになった新しい発見の日でした。

 

フランス・ハチミツ Le Miel (ミエル)との出会い

 

ハチミツの量り売りスタイルは新鮮でとても印象に残りました。*1999年12月のこと。

*マダムの家には、常備品の一つとしてハチミツがいつもありました

 

 

このサーバーによるハチミツの量り売りは<レザベイユ南青山>でもご用意しています!

 

 

ここで使っているハチミツ用カップはフランス全土で流通しているもの。絵柄があるものや無いものなど種類があります。そしてサーバーにはハチミツは結晶化の遅い<アカシア>が定番。

 

フランス・ハチミツ Le Miel (ミエル)との出会い

 

 

寒くなる季節は、体調を崩しやすいものです。風邪気味だったら「りんごを煮詰めてハチミツを入れてみよう」。優しい味と香りに包まれてエネルギー補給ができますよ。

 

Bonne journee a tous ! 

りんごの種類のことやレザベイユのハチミツ話は、また今度。

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