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2025/03/06
食べもの
お菓子

「本場のチョコレートは美味しい」

Bonjour !

ここでは「本場のチョコレートが美味しい!」と感動した出来事と「日本とフランスのチョコレートの違い」についてのご紹介です。

 

最近では、カカオ分の高い美味しい本場のチョコレートが知られてきましたし、輸入品も手に入り易くなりました。けれども、私がパリ生活をスタートした1999年頃はというと、今のようにインターネットも普及していなくて、身近なスーパーで輸入品を手にとれる機会はありませんでした。今と当時の食品の選択肢を比べたら、随分と違っていたと思います。さて、本題へ。

「本場のチョコレートは美味しい」

「本場のチョコレートが美味しい!」

実は、渡仏前までの私はチョコレートに興味がなくてケーキを選ぶときはチョコレートを避けてフルーツのものにしていました。チョコレートを好きになれなかった理由は、食べた時の油っぽい感じが苦手だったこととニキビができる印象があったからです。

 

 

チョコレートに対しての印象がこんな風だったので、パリ生活をスタートしても直ぐにはチョコレートに興味が湧くわけもなく、パティシエのアテンド先にChocolatier(ショコラティエ)を入れて訪問したとしても商品に手を伸ばす気になれませんでした。

 

「本場のチョコレートは美味しい」

 

フランス語:チョコレートChocolat ショコラ、チョコレート専門店 Chocolaterie ショコラトリ、チョコレート職人 Chocolatierショコラティエ

 

 

ところが・・・ある日、そんな私が大変身!

「美味しいチョコレートとの出会い」

 

「本場のチョコレートは美味しい」
「にわとり」が可愛らしい

フランスでチョコレートが賑わうのは3月から4月にかけての復活祭の時期。復活祭の様子はまたの機会に取り上げます。→フランスでショコラといえば「Paques(パーク)復活祭」(後日リンク)

 

 

Paques(パーク)復活祭の時期が近づくと、こちらの写真ような「にわとり」や「卵」の形をしたチョコレートがたくさん並びます。日本では見られない愛らしい「にわとり型」に惹かれて、レジ横に無造作に置かれていた小袋を手に取りました。こちらは復活祭の売れ残りだったので20%OFFのディスカウント商品。

 

 

 ”少量だし、ちょっとなら食べたい!”

なんとなく甘いものが欲しくて、散歩しながら袋を開けて、チョコレートを1つ口の中へ・・・・

 

「あれ?なんだか美味しい?!」

「本場のチョコレートは美味しい」

「わぁ、おいしい!!」

2つ、3つと続けて食べてしまった魅惑のチョコレート!カカオの香りに包まれて滑らかな口どけが心地よい。美味しさに癒されて感動!

 

「嫌いなはずだったのに。チョコレートが美味しいと感じる!」

「なぜだろう。私はフランスにきて味覚が変わったのだろうか」

 

 

「本場のチョコレートはおいしい!」と感動したときのショコラがこちらでした。ふらりと立ち寄った店はパリには何店舗もある「Jeff de Bruges ジェフ・ド・ブルージュ」。シンボルカラーの鮮やかなコバルト色が印象的。

「本場のチョコレートは美味しい」
Depuis 2012, le chocolatier Jeff de Bruges

ベルギーの古都 BrugesブルージュのJeff ジェフという名前のチョコレート専門店。ベルギー発なのかと思ったら2012年からパリを中心に展開しているショコラティエのようです。「あなたの一番近くにあるチョコレートの店」ということをコンセプトにしていたのでパリに何件もある理由にも納得しました。世界472店舗も展開 (2025.03情報参照 https://www.jeff-de-bruges.com/ )

 

さて、話を戻して「日本とフランスのチョコレート違い」について

「日本のチョコレートとフランスでは何が違うのだろう?」

 

 

私が調べた限りでは、日本規格とヨーロッパ規格の違いが大きく影響していることがわかりました。

 

「本場のチョコレートは美味しい」

日本規格「チョコレートとは」

日本において「チョコレート」というものはカカオ豆を原料とするお菓子の総称です。だから、その中には非常に純度の高いものから他の素材が大量に添加されているものもあって様々な「品質」のものが含まれているようです。消費者がわかりやすいように成分規格が定められていて「純チョコレート」「チョコレート」「準チョコレート」と表示するようなっているようですが、商品の見た目から違いまで判断がつきにくい「チョコレート」。

 

「本場のチョコレートは美味しい」

ある意味「はちみつ」と同じようだと思えました。ハチミツの場合も「純粋(天然)はちみつ」「精製はちみつ」「人造はちみつ」と違いのあるものが存在しています。けれども目では同じように見えてしまう食べ物。だから、その違いには気づきにくいのです。ハチミツをフランス語にしたらMIEL(ミエル)。辞書でChocolat を翻訳すると「Chocolat=チョコレート」。どちらも日本とヨーロッパ規格に違いがある食べ物です。同じ呼称だから、違いがあることに気づくのは難しい。

 

 

ここでは「チョコレートの定義が日本とフランスで違う=チョコレートの成分に違いがある」ということだけでも知って頂けたら幸いです。特に追記しておきたいのは、製菓材料として使われる「クーベルチュールチョコレート」と呼ばれる高品質の輸入チョコレートのこと。「レザベイユ・ショコラ」の材料にも使っている美味しいチョコレートです。

「本場のチョコレートは美味しい」

「クーベルチュールチョコレート」には厳しい国際規格があります。けれども日本では国際規格を採用していません。だから国産クーベルチュールチョコレートのカカオバター含有量は少ないものが存在しているようです。

 

 

カカオバターとは:カカオ豆の中に含まれている油脂のこと。この分子の形が揃っていることから極めて口どけがよくなります。チョコレートを製造する上で最も重要な材料といえます。このことを知って頂けたら良いと思います。

「本場のチョコレートは美味しい!」

「本場のチョコレートは美味しい」

私は「本物のチョコレートは美味しい」と体験できたことからChocolatにも興味がもてるようになれました。だから、味覚がフランスで変わったのではなくて、本物のチョコレートと出会えたという出来事でした。そして、今では「レザベイユ・ショコラ」を販売しています。もちろん拘りのChocolatを厳選して使っています。

 

”皆さまに愛される美味しいショコラを届けられますように~♪ ”

「レザベイユ・ショコラ」のお求めはこちらから → Chocolat 「レザベイユ・ショコラ」

 

 

商品コラム「レザベイユ・ショコラ」の美味しい食べ方、「レザベイユ・ショコラ」のシンボル「アカシアとろり」、フランスでショコラといえば「Paques(パーク)復活祭」など、掲載予定です♪ 楽しみにして頂けますと幸いです(後日リンク)ご購読ありがとうございます。merci 

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チョコレート規格についての参考資料:

参考書籍:お菓子「こつ」の科学 柴田書店

参考記事:economie.gouv.fr

参考記事:全国チョコレート業公正取引協議会

 

「本場のチョコレートは美味しい」
Paques(パーク)復活祭のショコラは「卵型」が主流
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