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- 2023/04/12
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【スズランキャンディー】5月1日「幸せを運ぶスズランの日」の起源について
Bonjour !
いかがお過ごしでしょうか。
5月1日の「スズランの日」が日本でも広まることを願いながら「すずらん」に纏わるエピソードを投稿してきていますので、良かったらコチラもご覧ください。
・商品紹介 コラム 【スズランキャンディー】5月1日「幸せを運ぶスズランの日」とは
・Izumiブログ エッセイ【 偶然にも!今日はスズランの日だ!】
そして、今回は「その起源」についてのおはなしです。では、さっそく
5月1日「幸せを運ぶスズランの日」の起源について
起源は1560年。ルネサンス期のフランス にまで遡ります。
<スズランの起源は1560年。ルネサンス期のフランス>
当時10歳だったCharles IXシャルル9世(後のフランス王シャルル9世)が、母であるCatherine de Médicis カトリーヌ・ド・メディシスと一緒にDrôme(ドローム)を訪れました。
このときの出来事がきっかけとなっている、といわれています。
Charles IXシャルル 9 世は、母Catherine de Médicisカトリーヌ ド メディシスと共にChevalier Louis de Girard de Maisonforte(騎士ルイ・ド・ジラール・ド・メゾンフォルテ)の城 Saint-Paul-Trois-Châteaux(サン・ポール・トロワ・シャトー)を訪れていました。
そして2人は、花を摘みながら、庭を散歩していたそうです。
その散歩の際、最後に摘んだ花が「スズラン」でした。
そして、母カトリーヌは、このスズランの花を「幸運を運んでくる花」として、シャルル9世へプレゼントとして渡したそうです。
Charles IXシャルル9世は、このときの出来事にとっても感動しました。
こうして、素敵な「スズラン」をプレゼントとして受け取った彼は、
その翌年(1561年)の同日に、
Charles IXシャルル 9 世が宮廷の女官たちへ、母(カトリーヌ)が自分にしてくれたようにスズランの花を贈りました。
そして、この時に次のように言ったそうです。
« Qu'il en soit fait ainsi chaque année ».
「毎年スズランを贈ることにしよう」
Charles IXシャルル 9 世が、彼女たちにこのように宮廷の女官たちへ話したことが起源となって
「5月1日にスズランの花を贈ることが始まった」といわれています。
時が経ち、フランスにおいて「スズランを5月1日に贈ることは伝統的な習慣」となっています。
だから、フローリーストは大忙し(後日リンク)。それに「この日は、誰でも路上でスズランを売っていい」なんて特別なルールもあるから驚きます。(後日リンク)
この素敵な習慣をフランス暮らしの中で体験した私は、毎年5月を迎えるたびに「この素敵な習慣が日本にも広まってほしい!」と願ってきました。だから
毎年、すずらんのラッピング(フランス製)を使って、すずらんの日についての説明書きを添えて商品をお渡しするようにしています。
代表商品はコチラ → Muguet スズランキャンディ 6個 ※4月季節・数量限定
スズランに纏わる話には、他にもあるので、またの機会にご紹介したいと思います。
次回も楽しみにして頂けると嬉しいです♪ Bonne Fête !
スズランの花 “ミュゲ:Muguets ”