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- 2021/01/14
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シードルとガレット・デ・ロワ
Bonjour!レザベイユ南青山です。お正月休みも終わって通常の生活に戻り始めたころにやってくる
1月のお楽しみが“ガレット・デ・ロワ”ですね。
Les Abeilles南青山の店頭でも予約販売させて頂いておりますが、お受け取りにご来店下さるお客様のワクワクとされている笑顔を共有させて頂いて、私たちもとても幸せな気持ちになります。
なんて良いフランスの習慣なんだろうとしみじみと思います。
オーナーのIzumiが20年前に渡仏した際に、その美味しさと楽しみ方に感動して、日本でもみんなで和気あいあいと楽しんで欲しいという思いから、ガレット・デ・ロワを広める活動を続けています。
その20年前のパリでのガレット・デ・ロワにまつわるエピソードはこちらからご覧頂けます。
☞ https://www.lesabeilles-minamiaoyama.jp/blog/?pca=1
日本でも徐々に広まって来ていて嬉しい限りです ♪
そんなガレット・デ・ロワによく合わせられるのが、りんごのお酒
"Cidre シードル"
1月のエピファニーのシーズン、フランスではガレット・デ・ロワの隣でシードルが売られている光景がよく見られるそうです。定番中の定番のペアリングです。
甘いスイーツに甘い果実酒?と少し意外かもしれませんが、りんごの爽やかな果実の甘味と発酵のやさしいシュワシュワ感が、パイのバター風味やアーモンドクリームとよくマッチするんです。
ガレット・デ・ロワのバターの余韻の残る甘さと、シードルの爽やかな刺激の甘さは、お互いを引き立てる別物の甘さなんですね。
シードルとは、りんごの醸造酒。
熟したりんごの果汁を樽で発酵させ、りんごの中の糖分がアルコールと炭酸ガスに変化します。
発泡タイプと発泡していないタイプがありますが、発泡性の方が一般的ですね。
昔はりんごの皮に付着した天然の酵母と果汁のブドウ糖により、自然発酵させて作られていましたが、安定して発酵させることが難しいため、今では多くの場合専用の酵母を用いて発酵させています。
フランスでは、北西部のノルマンディ地方とブルターニュ地方、南西部のバスク地方が主な産地です。
シードルを注ぐ器はワイングラスやコップも使いますが、ブルターニュ地方では陶器のボウル型(カフェオレカップよりすこし小ぶり)に注いで頂くのが伝統的です。本場の伝統的な作法で頂くシードルが、なんだかとても新鮮です。
日本で例えるならば、日本酒を御猪口で頂く感覚でしょうか。
そして、嬉しいお知らせです!
1月からLes Abeilles南青山のカフェでもシードルをお召し上がり頂けます。
"Val de Rance Cidre Biologique" ※アルコール度数 4
ブルターニュ産のオーガニックのりんごを使用した 『Val de Rance』のオーガニック・シードルは、りんごの風味が生き生きとしていて、とても飲みやすく、やや辛口なので、ガレット・デ・ロワとの相性もピッタリです。
もちろん伝統的な陶器のボウルでお召し上がりください。
またガレット・デ・ロワも数量限定で1ピースカットでお召し上がり頂けます。(提供に20分ほどお時間を頂いております。)
店舗は19:00まで営業しておりますが、カフェは18:00までとなっておりますので
ご来店の際はご注意ください。
この機会にフランスの伝統的な美味しくて楽しい習慣をお楽しみください ♪
どうぞお気をつけてご来店下さいませ。