Blogizumiブログ
- 2018/12/06
クリスマスの準備
Bonjour ! もう12月。
クリスマス準備は何かされていますか。写真はアルザス地方の中心都市 Strasbourgストラスブールにあるビスケット専門店のウィンドーで売られていたシュトレン。クリスマス時期の定番お菓子。
12月は忘年会シーズンですね。私の仕事場では、クリスマス会&慰労会としてスタッフと簡単な食事会を行います。そこで食べるお菓子として、今年はシュトレンを用意することにしました。
打合せを兼ねて、須藤シェフのお店「ブーランジュリースドウ」へ行ってきました。
須藤シェフとは、独立前からのお付き合い。毎年フェーヴのご注文頂いております。会話の中で「シュトレンの美味しさをキープするための一番良い保存方法について」が話題になりました。
なぜなら、この日に購入したものを食べるのは12月22日。
保存方法は、冷凍がオススメ!
焼成済みのお菓子(粉物)を冷蔵すると美味しくなくなります=不味くなる。これは、商品が悪くなるというのではなく、味を損ねてしまいます。
焼き菓子の保存方法で一番良いのは「冷凍保存」
そして、召し上るときに自然解凍。常温だと部屋のどこに置くのか(暖房器具の近く)で環境が違ってきますから心配があります。
焼成済みの焼き菓子は冷凍がベスト!ということで 今回は迷わずに冷凍庫へ入れました。スタッフ皆へのお披露目する22日だから少し先です。今から楽しみに冷凍保存中です。
”パンや焼き菓子は、冷凍保存しよう!”
ここ数年では、クリスマスから並び始める Galette des Rois ガレットデロワ (「ガレットデロワとは」(後日リンク))。
生地の中にfèveフェーヴ(磁器製の飾り)を隠しておいて、引き当てた人が王様になれる遊び心のある特別なお菓子。手前に並んでるパンデピスの人形をモチーフにしたフェーヴが、販売中のガレットデロワの生地の中に隠してあるシリーズです。
◆ガレットデロワの生地の中にフェーヴを1つだけ隠す
フランスでは、1月に何度も食べながらシリーズを集めて楽しむものです。だから、中に入れてあるシリーズをウィンドーに並べて見せてあります。
この時期の様子はizumiブログよりどうぞ ☞ 新年のお楽しみ「ガレット・デ・ロワ」♪
” さぁ、この中のどのフェーヴが出てくるかな ”
” コレが入っていたら嬉しいなぁ ”
「ガレットデロワは王様ゲーム」運試しを愉しむユーモアのあるおやつ。
このお菓子が日本にも広まって欲しくて、フェーヴやガレットデロワをレザベイユ南青山で販売しています。ワークショップの一回目のテーマに選んだのもその理由からです。少し余談ですが、2回目のワークショップにはクリスマスをテーマに考えていましたが来年まで持ち越しさせていただきました。過ごし方、菓子、料理や歴史など、盛り沢山な内容です。どうぞお楽しみに♪
話しを戻しまして
クリスマス時期の大聖堂の中。
写真の右奥にはモミの木が飾られて並んでいます。見えますか。クリスマスならではの光景です。
そして、クリスマス時期の教会には「キリスト生誕場面を再現した群像=クレーシュ」が置かれます。これが大きな特徴でしょう。
クレーシュについてはこちらで詳しくご紹介させて頂いています。合わせてご覧ください。【フェーヴ】Epiphanieエピファニーとは
写真は、第一回目のワークショップ Table d’hoteの中でご覧いただいた資料からの一枚。
ご覧いただいた方もいらっしゃるでしょうか。クリスマスの1か月前あたりから、このように教会の中に飾られます。マリア、預言者、天使などが置かれ、馬小屋もあります。
よくみると、その馬小屋の中にキリストは置かれていません。
なぜなら、
25日のミサの時に、お生まれになったキリストを馬小屋の中に置いて完成するからです。
これがクリスマス。
*パリでクリスマスミサにマダムと参加したことがありました。その時のことは次の機会に。
今日は「平和への祈りを込めて」
少し静かな感じの写真で終えてみました。
Bonne journée !