Blogizumiブログ
- 2020/03/18
ニョッキの「フランス風」とは?
Bonjour !
今日はフランス料理のことを少しご紹介したいと思います。
レシピに「フランス風」と書いてあると「どのポイントがフランス風なのかなぁ」とパリ生活を思い浮かべながら読むことがあります。ついこの前「フランス風ニョッキ」というレシピを見つけて「ん?ニョッキがフランス風ってどういうこと?」と気になりました。
これは人気雑誌「Dancyu」バター特集内の上野万里子さんのレシピのタイトルで、ニョッキはイタリアンなのに「フランス風」と書いてあったから「なぜ?」を探りながら作ってみることにしました。
出来上がったのがこちら
パリ生活中のマダム宅でのホームステイも、パリ出張の時も、ニョッキを家庭で食べる機会が私にはなかったので「フランス風」と書いてある理由を探しながら調理していました。
作っていくと「あぁ!多分、こういうことなのかなぁ」と私なりに納得できる解釈がみつけられました(これが正解かわかりませんけど)。ポイントは材料としての「ジャガイモ」じゃなくて生地のことかなぁと思えました。
というのも、こちらのニョッキは、フランス家庭で作ることが多かったグジェールの生地(チーズ味のシュー生地)を茹でたものだったから。
私もお気に入りのたべもの♡ だから、日本でもときどき作っています。
これが「グジェール Gougère」
生地は、シュークリームのシュー生地を作る要領で作るのですが、砂糖じゃなくてチーズ=塩味で仕上げるものです。こちらのチーズ味のシューは、アペリティフのおつまみに人気の食べ物でして、家庭でもおもてなしするときにはマダムとよく作っていました。
グジェールのレシピは、今度レシピとしてブログに掲載していきますので、ご興味あるかたはソチラからご覧くださいね(後日リンク)。さて、話を戻します。
膨らんだ生地の中にクリームは入れません。パン屋や総菜屋でも売っているパリジャンには馴染みのある食べ物。
星付きレストランの前菜にも登場します。
上野万里子さんがご紹介されていたニョッキの生地はジャガイモじゃなくて、グジェールの生地を茹でるレシピでした。シチューみたいな優しい味に仕上がるから夜食にピッタリでしたよ。
下の写真はフランスの牛乳。少し前にizumi-blogの中でキャップの色違いの意味を紹介したら反響を頂きました。ご興味ある方はコチラへ ☞ フランスの牛乳「Lait 」のこと
フランス人のLett先生がキャップの色の意味を知らなかったのは想定外だったのだけど(笑)この色分けルールは、牛乳以外の乳製品(ヨーグルトやバター)のパケージの文字や包装の色「赤・青・緑」によって商品の違いが見分けられるようになっていることが多いです。
フランス食材の店やフランスのスーパーへ行くことがあったら、パッケージの色使いを気にしてみてみてくださいね。
意味のある色使いになっていることが多いので、ちょっとした発見があると思います。
次回の「みんなの暮らしonline」連載にはバターについて紹介させて頂くところです。
では、A bientôt !
→ 「みんなの暮らし」への連載は終了しています。ご好評だった記事「フランスのバターについて」(後日リンク)などは再編集して投稿しなおしていく予定です。少し時間をいただきますがizumi blogよりお楽しみ頂けると幸い。