Atelierワークショップ
- 2024/11/01
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レポート Table d'hôte 第31回 【 フランス地方と食を愉しむV 】 「Normandieノルマンディーのカマンベールとアカシアハチミツ」
Bonjour!レザベイユ 南青山です。
2024年9月28日(土) 秋とはいってもまだまだ暑かった週末の朝。ターブル・ドット 第31回 【 フランス地方と食を愉しむV 】「Normandieノルマンディーのカマンベールとアカシアハチミツ」店舗開催をしました。 ご参加下さった皆さま、ありがとうございました。Merci!
フロマージュのある食卓
izumiがフランスで生活したなかで感じたのは、「Fromage フロマージュ(チーズ)」に触れる機会が日本よりずっと多く、毎日のように食卓にのぼるということ。チーズ専門店も多く種類も豊富。
フランス映画を観ていると、テーブルにチーズとバゲットとワインがあるシーンがよく登場して来ます。憧れて真似された方も多いのではないでしょうか。
今回の「ノルマンディー地方のカマンベール」については、いつかターブル・ドットで取り上げたいと、izumiが楽しみにあたためていたテーマだったようです。"内容が盛りだくさんだから90分で収まるのかな” と準備しながら心配していました。
店頭でハチミツのテイスティングをして頂くときにハチミツとチーズの相性の良さや、食べ合わせの種類もご紹介させて頂く機会があるので、今回のテーマは私たちスタッフも楽しみにしていました。そして、開催日の少し前に「ノルマンディーのカマンベールが用意出来たよ!」とizumiから聞いて更にワクワク。
事前にカマンベールについて調べてみると「きのこの味」「りんごの味」「たくわんの味」諸説ありまして、、一体どんな味なんだろう?と気になりながら当日を迎えました。
今回ご参加された皆さまも「Camembert de Normandieカマンベール・ド・ノルマンディー」を食べるのは初めてとの事で、全員そろってテイスティングの時間を楽しみにしながらのスタート♪
実食の様子は中盤でレポートするとして、まずはご参加の皆さまに今回この勉強会にお申込み頂いた動機をお聞きしました。
・フランスに興味があっていつか旅するためにフランスの事を知っておきたくて
・前回初めてご参加頂いてとても楽しかったから今回も!
・チーズが好きなので♡
カマンベールチーズについては、チーズの中では1番馴染みがあって、手軽に手に入るけれど、日本のカマンベールを食べる事がほとんどという事でした。
⬜︎︎ 「Camembert de Normandieカマンベール・ド・ノルマンディを実食
「Camembert de Normandieカマンベール・ド・ノルマンディー」をお披露目!
この名前(de Normandie ノルマンディーの)を名乗れるのは、無殺菌乳を使い、限られた地域で、決められたルールを守って造られているものだけということ。その大きさや容器(木箱)などにもルールがあるそうです。
製造の工程についてもizumiから説明を聞いた後に、その様子をフランス語のビデオで鑑賞。ビデオの中の棚に並んだたくさんのカマンベールからは、匂いまで感じられそうな臨場感が伝わります。
⬜︎ノルマンディーと日本のカマンベールの食べ比べ
そしていよいよ実食!まずは日本のカマンベールとの食べ比べから。
日本のカマンベールを味わってから、ノルマンディのカマンベールの実食
「ノルマンディーの」カマンベールは、同じような呼び方でも、その味、香りが大きく違っていました。正直、びっくり。
・「塩味が強く、発酵も強い、ワインが進む味!」
・「強いて例えるといぶりがっこみたいな風味」 たしかに私もそう思いました。
・「最初は独特の匂いや味だと思ったけど、食べていくうちに癖になる美味しいさ」
・「食べすすめるうちに、日本のカマンベールじゃ物足りなくなってきた」なるほど同感です。
さまざまな感想が飛び交って、愉しく有意義な時間になりました!
⬜︎カマンベールを美味しく召し上がれ
そして、食べ比べの後は「カマンベール・ド・ノルマンディー」に合わせた食材を色々とご用意してのお楽しみの時間。
ノルマンディーの名産品といえば「林檎」。
当店のカフェメニューにもご用意してある「シードル」とノンアルコールの「リンゴジュース」はノルマンディー地方で作られているものです。
生ハムとカマンベールとフランスバターのバゲットサンド。林檎と葡萄もご用意しました。
なんだかいつか見たフランス映画のピクニックのよう♪
そして、忘れてはならない、アカシアハチミツとカマンベールのマリアージュ。個人的にはやっぱりこれが1番美味しい食べ方♡
⬜︎カマンベールの誕生秘話
美味しく召し上がりながら、カマンベールの誕生秘話のビデオを鑑賞。
諸説あるようですが、カマンベール村の農婦Marie Haselが、フランスからイギリスへ逃げる途中に寝床を求めてやってきた神父をかくまったときに神父から教わったことから誕生したものだそうです。
広く知られるキッカケとしては、鉄道開通やナポレオン3世が、フランス全土にカマンベールが広まったとこに深く関係していました。そして、いまや全世界で食べられているチーズになるなんて、マリーさんもびっくりでしょう。
ここでは書き切れませんが、パッケージやラベルの説明やマリーさんの記念碑に纏わる素敵な説明もあって、興味深い90分になりました。
今回も和気あいあいと会話の飛び交う楽しいターブルドットになりました。
・「いつも食べているカマンベールにこんな歴史があったなんて知らなかった」きっと食べるたび思い出すでしょう
・「カマンベール・ド・ノルマンディーの味を知ることができました♡」実食によって新たな発見につながりましたね。
やはり?ちょっと予定時間をオーバーしましたけれど、皆さま最後までお付き合い頂き、楽しい時間をご一緒に過ごす事ができました。本当にありがとうございました!
次回開催は コチラ ☞ TABLE D’HÔTE 2024/11/16 (土) 第32回 【暮らしの中の「パンデピスを知る」】店舗開催
まだ少しお席のご用意ございます。ご参加こころよりお待ちしております。
リピート参加して下さる方が増えてきました。定期的にお会いして色んなお話ができる機会になることも嬉しい愉しみになっています。初めての方も大歓迎です。ぜひ、お気軽に参加ください。Merci!