Blog商品コラム
- 2023/03/17
- はちみつ
- コラム
【ハチミツ】アカシアはちみつの蜜源はミモザ?
Bonjour !
今回は、店内に飾ったばかりの春の花「ミモザ」の写真と合わせて、アカシアの蜜源である花とミモザについてのおはなしです。
こちらのミモザを使った飾りは【レザベイユ南青山】の店内に飾っているものです。額は同じものをつかっていますが3月になるとミモザを取り替えています。私の中では春の恒例行事になっています。
ある日、レザベイユ南青山の店舗にいらしたマダムから「アカシアのハチミツはミモザですか?」と質問されたことがありました。
アカシアはちみつの花
「アカシアはちみつの花とミモザは同じ植物なのか」ということについて書くと「ミモザとは違う植物」という答えになります。
以前、インスタグラムの方へ写真を投稿したことがありますが、アカシアはちみつの蜜源となっている植物の花はコチラです。
そして、ミモザはコチラ
ご覧のとおり、全然ちがいます。
『アカシアはちみつの蜜源となっている花は、ミモザではありません』
では、どうして 「アカシアはちみつの花をミモザだと間違えやすいのでしょうか」
そんな新たな疑問について調べることにしました。
すると、わかり易い説明を書籍の中に見つけられたので一部を抜粋して紹介をさせていただきます。
「アカシアの花はミモザではない」
ミモザは、もともとマメ科ミモザ属のオジギソウ(ピンク色の花でポンポンのような花の形)を指していました。
ところが南フランスからイギリスにアカシアが輸入された際、アカシア属の葉がミモザ属の葉に似ていて、花の形もオジギソウに似ていたことから、アカシアのことを「ミモザ」と呼びようになったそうです。
けれども、最初に書いたように「Mimosa ミモザ」は、もともとはオジギソウを指す名称だったので、黄色いふわふわしている花を咲かすものを区別するために「ミモザアカシア」と呼ぶようになったそうです。
ミモザ属のオジギソウとアカシア属のアカシアは異なる植物ですから、アカシアをミモザと呼ぶのは厳密には間違いとのこと。*参考文献「花ことば12か月」山と渓谷社 ほか
ミモザは、本来はオジギソウ属を指しますが、誤ってアカシア属フサアカシアがミモザと呼ばれ、現在では後者がミモザ(=ミモザアカシア)と呼ばれるようになったようです。
一目瞭然でアカシアはちみつの花はミモザではありませんが、厄介なことに、このような分類になっていることからミモザのことをアカシアと呼ぶことがあるようです。
黄色いフワフワした植物の花「ミモザ(黄色)」とアカシアの花の蜜源となっている花「ニセアカシアの花(白色)」とは全く違うので、間違えないようにしましょう!
→ 商品コラム「アカシアはちみつの蜜源の花(ニセアカシア)について」
春の象徴として印象的「ミモザ」は可愛らしくて鮮やかな黄色が目を惹きます。レザベイユの店内のグレー色の壁に飾ったときの緑と黄色のコントラストが好きで気に入っています。
ふわふわしている様子をずっと眺めていたいのにフワフワは残念ながら2~3日しか保ちません。すぐにドライフラワーになってしまいますが気分は春。
私の中では「ミモザ」と共にあるフランスでの思い出やエピソードがいくつかあるのでミモザについて調べながらizumi ブログも書きあげています。近日公開しますので、良かったらコチラもご覧になってください。Merci
→ Izumi ブログ 「フランスで出会った花 Mimosa ミモザ」(後日リンク)