Blog商品コラム

2021/01/18
コラム

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?

 

Bonjour ! 

ここでは、当店で販売している「ガレット・デ・ロワ」用のフェーヴに関わり深い、Epiphanie エピファニーについてご紹介します。

 

聖書によると、イエス・キリストはベツレヘムに生まれました。そこへ Rois mages東方の三博士(賢人・預言者)が救世主イエス・キリストの降誕を祝うためにやって来ます。「Epiphanie(エピファニー)」とは、この日につながる祝日のことです。

 

博士(賢人・預言者)Rois Mages ロワ・マージュ:

キリスト降誕を祝いにやって来た東方の三博士は「王」とも訳されます。

 

Magesという語は「占星術師」とも訳されますから、天の声が聞こえる者という意味も含まれているようです。

 

 

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?

 

Epiphanieは1月6日。日本語では「公現節(こうげんせつ)」と言われます。

 

Epiphanie エピファニーの語源は?

“ epiphaneia ” ギリシャ語に由来 

エピファニー「Epiphanie」という語は “ epiphaneia ”「公に現れる」という意味のギリシャ語に由来しています。Epiphanieは「la fête des Rois 王様の祝祭」という呼ばれ方もあります。*Fête 祝祭 *Rois 王様

 

 

ご存知の様に、カトリックにおいてイエス・キリストが生まれた日「1225日」がクリスマスです。

 

12月になるとクリスマスツリーを準備しますよね。ここで使う樹の種類は生命のシンボルでもあるモミの木(冬でも緑色をしている植物)。上には星を飾って12月25日を迎えます。

 

クリスマスにまつわる話はこちらblogも ☞ フランス ストラスブール【Grand Sapin 巨大クリスマスツリー】 

 

 

 

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
クリスマスツリーには赤い星を飾ります。

 

聖書によると、

東方に住む3人の 預言者  Rois Mages (ロワ・マージュ

・Melchior  メルキオール

・Balthazar バルタザール

Gaspard ガスパール

の3人が 救世主が生まれたことを示す ”赤い星” に導かれてベツレヘムまでやってきます。

 

この道のりにかかった日数が12日間つまり クリスマス1225日から数えて12日後にあたるのが1月6

 

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
Melchior メルキオール
【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
Balthazar バルタザール
【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
Gaspard ガスパール

 

“赤い星”に導かれて馬小屋に辿り着いた預言者( Melchiorメルキオール, Balthazarバルタザール, Gaspardガスパール)たちは「生まれたばかりのイエス・キリストをみつけて、それぞれに宝物を捧げました」。

 

【フェーヴ】預言者の捧げものについては ☞ 【フェーヴ】預言者の捧げものについて

 

 

この「宝物を捧げにやってきた」という出来事が重要!

なぜなら

預言者らが宝物をイエスに捧げたことは救世主として公認した証」だから!

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
12月の教会の中に飾られたキリスト降誕場面の群像 CRECHE クレーシュ

こうして「預言者らによって救世主がお生まれになったことを「公」にした日」とされているのが1月6日の「公現祭 Epiphanie エピファニー」です。

  

 

Epiphanie エピファニー とは?

まとめると、上記の説明でご紹介したように「預言者らによって救世主がお生まれになったことを「公」にした日」のこと。

そして、フランスでは、この1月6日のEpiphanieエピファニーの日に「Galette des Rois(ガレット・デ・ロワ)」 を分け合って食べて祝う習慣があります。

 

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
1月のショーウィンドーにはガレットデロワが一面にならびます

 

この習慣はパリ近郊だけのことではなくて、北から南までフランス全土。とっても盛大だから、

 

ガレットデロワを食べるのは16日だけのことではなく、なんと 2週間も続きます!! 長いところでは1月末まで!

 

1月のフランスで何度も食べる機会に恵まれる「ガレット・デ・ロワ」後日リンク)。他のお菓子にない歴史後日リンク)やガレットデロワの特徴後日リンク)については、またの機会に。 

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
ガレットデロワがモチーフの磁器製の飾りFEVE フェーヴ

 

当社の販売商品fève フェーヴ(磁器製の飾り)後日リンク)は、エピファニーと結びついているフランス伝統菓子Galette des Rois ガレット・デ・ロワに使われるもの。

 

 

たくさんある素敵なfeveフェーヴのお求めはコチラの商品ページからどうぞ ☞ Fèveフェーヴ

 

【フェーヴ】ガレット・デ・ロワで祝う「Epiphanieエピファニー」とは?
フェーヴ(磁器製の飾り)CRECHEクレーシュのシリーズ

 

1月6日 Epiphanieはカトリックの行事。そして、この祭日と結びついているフランス菓子が「ガレット・デ・ロワ」です。

 

フランスでは、家族、友人、職場、学校、ジム、老人ホーム、市役所などあちこちで大いに愉しみます♪ この様子も、またの機会にご紹介させていただきます。

Bonne fête a tous !

Share