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- 2025/01/16
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【ハチミツ】シャテニエ(栗の花)はちみつの特徴
Bonjour !
ここでは「シャテニエ(栗の花)のハチミツ」について、ご紹介します。
さて、随分前になりますが、パリ13区にあったハチミツ専門店「Les Abeilles レザベイユ」の店主ジャンジャック氏が、このようなポケットサイズの参考書を作成したことがありました(2009年)。
「Les Abeilles (レザベイユ)」で販売もしていたので、購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この中では、次のような書き方でハチミツを1種類ずつ説明してあります。
・ Vérité :種類
・ Nom botanique :学名
・ Ressource :蜜源
・ Type de couleur :色
・ Texture :組成
・ Gout :味
・ Provenance :主な採蜜地
・ Indications thérapeutiques :効能(治療) *アピセラピーとは
ハチミツごとに、上記の順番で説明が書いてあります。
「シャテニエ(栗の花)のハチミツ」
種類 :Miel d’Châtaignier
植物学名 :Castanea sativa
※蜜源についての資料はコチラ → 後日リンク
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Nectar :花蜜
Ocre :オークル
Crémeux :液状
Fort :強い
Cévennes :セヴェンヌ
Circulation sanguine : 血液循環 *アピセラピーとは
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フランスでは、早くからハチミツの効能にも注目がされていて「アピセラピー」と呼ばれる研究が進んでいます。「シャテニエ」における Indications thérapeutiques 効能(治療)についてのフランス参考資料によると以下があります。
貧血や無力症、血行障害のある方に特にお勧め」と言われています。研究結果によると、優れた創傷治療効果があることが判明しているそうです。
「シャテニエ(栗の花)のはちみつの特徴」説明まとめ
シャテニエ(栗の花)のはちみつの色
濃いオークル色(焦茶色)をしていますが、採取した蜂蜜の種類に応じて、茶色がやや明るめの場合や濃い場合があります。「アカシア」同様に、非常に長く透明感が続くハチミツです。
シャテニエ(栗の花)のはちみつのテクスチュール
基本的に常に透明で液体。結晶化 は非常に遅い種類です。普通の現象として、だんだんと蜂蜜の 色は濃くなり、光沢ある反射を伴う濃い茶色になります。結晶化する段階の粒子は大き目(粗め)のザラザラした食感の結晶になることが多いですが、粒子が細かくなるものもあります。
*結晶化とは → 【ハチミツ】TEXTUREテクスチュールの変化・結晶化について
シャテニエ(栗の花)のはちみつの香り
芳醇な香りが特徴で、強く甘い香りを放ちます。
シャテニエ(栗の花)のはちみつの味
タンニン が豊富で、しっかりとした温かみのある 味わいが特徴。味や香りに特徴がある蜂蜜で 力強く味わいの持続性があります。長く口の中に残る 後味がありながら、ほのかな苦味もあるハチミツ。この個性がハッキリとある味に惹かれてシャテニエのファンになる方も多いハチミツ通にお勧めしたい種類。
ハチミツに興味がなかった方も、ブログをきっかけにしてフランス産「シャテニエ(栗の花)のはちみつ」を味わってみようと思って頂けると嬉しいです。
栗の花のハチミツ50%を使ったフランス伝統製法のパンデピスも当店の代表的な商品です。フランスから届く「栗の花のはちみつ」を使って、日本で再現している商品です。店内のカフェメニューとしてもご用意してあります。
・「パンデピス」のお求めはコチラ → Pain d'épices パンデピス
・「パンデピス」については コチラ → 【フランス菓子】Pain d’épices パンデピスとは?
他には
・ レポート Table d'hôte 第32回 【暮らしの中の「パンデピスを知る」】店舗開催 でも取り上げています。
ハチミツ選びのご参考にしていただけると幸い。Merci
そういえば・・・
パリの養蜂家シャック*(ジャンジャック・シャクマンデス氏)に「一番のオススメは」ときくと「全部」と答えられたけど、「シャックが一番の好みのハチミツは?」と聞くと「シャテニエ」といっていました。*愛称シャック
シャックとの思い出のあるハチミツ。美しい褐色が特徴的で、味も香りも個性の強い「シャテニエ(栗の花)ハチミツ」。