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- 2022/04/14
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【フランス菓子】地方菓子「Guimauve ギモーヴ」とは、どんな植物?
Bonjour !
ここでは【Guimauveギモーヴ】と呼ばれているフランス菓子についてのコラムの続きより、ギモーヴ(マシュマロ)の名前の由来となった「植物」についてのおはなし。
◎Guimauveギモーヴ(フランス製)新商品 (2022年の冬)として仲間入りしたので【izumi blog】 から【商品コラム】へ移動しました。
お菓子のことはコチラ
→ 【 Guimauve ギモーヴ 】は、マシュマロのこと?
◆ 植物 Guimauve ギモーヴ (英 marsh-mallow )
Guimauve どんな植物?
ヨーロッパでは、植物Guimauve(ウスベニタチアオイ)には「喉や胃の炎症を抑えるなどの薬効がある」ということが昔から広く知られています。この植物には粘液質があります。
古代エジプトでは、植物 Guimauve の根をすり潰し、その粘液とハチミツを混ぜてキャンディーのようなものを作り、咳止め、胃腸薬としていたそうです。(参考書籍:お菓子の由来物語 猫井登)
フランス菓子「ギモーヴ」の名前は、この植物に含まれている粘液を使っていたことから、この植物の名が由来となっていて、お菓子の名前が「Guimauve ギモーヴ」となっています。英語では Marsh-mallow マシュ・マロウに由来する「マシュマロ」の呼び方が定着していますね
単語について追記すると、Marsh-mallow マシュ・マロウ の「Mallow(マロウ)」を意味するフランス語はGuimauve の「Mauve(モーヴ)」の箇所です。Mauve だけで「植物のアオイ(葵)」を意味します。
Mauve モーヴとは、形容詞として「薄紫色」という意味もあって「モーヴ色」という時にも用いる単語です。これは上部の写真のように「植物の花の色が Mauve色 (=葵色・薄紫色)であること」に由来しています。
フランスの食について調べていると「ハーブ=薬草」を使う記述が多く見つかります。
マダムの家には Infusionアンフュジョン(=ハーブティー)が常備してありますし、ビストロ、カフェ、レストランの食後の飲み物としてハーブティーをオススメされることが良くあります。
このような事から、フランスはハーブティーを飲む習慣がある国と言えるでしょう。
※「infusionとは」(後日リンク)
今回「Guimauve ギモーヴ」について調べる際に頭をよぎったのは【INFUSION BIO DETENTE&SOMMEIL プロポリス入りハーブティー(夜・リラックス)】。
原材料に【Guimauve (薄紅立葵)】が含まれています。
今回、フランス菓子Guimauveによって薬草(ウスベニタチアオイ=薄紅立葵)を知ることができました。
同じ植物を指すのに「フランス語名 Guimauve」と「英語名 Marshmallow」がこんなにも違って驚きました。似ていない単語ですよね。似ていない理由が解明したら追記したいものです。
ご拝読、有難うございました。Merci ♪
▼ コチラ Guimauve プレゼントさせてただい期間がありました (2022.04)
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→ フランス菓子