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2018/11/19
食べもの
フランス文化
お菓子

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

*2018.11.19 正しくは投稿記事(WEBリニューアルの影響により2022表示)

Bonjour ! 

先週に土曜日(11月17日)は初ワークショップの日でした。ご参加くださった皆様、本当に有難うございました。第一回目を無事に迎えることが出来まして感謝しております。今後もスタッフの助けを借りながら、フランス・パリのホームステイ生活やひとり暮らし、取扱商品の専門的な情報などを交えながらリアルなフランス情報を楽しめるように準備したいと思っています。

 最初のテーマは「Galette des Rois ガレットデロワ(お菓子)」を選びました。その理由がパリ生活で出会った中で”特別な食べ物”だったからです。これは美味しいだけでなく、他のお菓子にない魅力があります。それは「1つのお菓子を大勢で囲み、運試しを楽しむ!」というところ。

 

 

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

 

小さい頃のお正月は家族揃って過ごしていたものでしたが、なかなか全員が集まることがなくなり、私の中では少し寂しさを感じていた日本での生活の後、99年9月からパリで始まった家族(ホームステイ)の生活。

 

 

普段から家族そろって食事をすることを大切にしたり、気軽に友人たちを招いて食事をする習慣があるフランス。食事を共に愉しむ良さを感じながら過ごして3か月を過ぎて迎えた1月。ステイ先で「ガレット・デ・ロワ」を食べる機会に恵まれました。「ガレット・デ・ロワ」を愉しむ習慣に出会えたのが2000年1月のこと。

 

 

オフィスや家族、友人たちと1つのお菓子を囲んで集まり、気軽に楽しむ賑やかな時間。楽しい食事の時間を過ごすことに「幸せ」を感じさせられました。

 

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

”楽しい遊びのあるフランス菓子!なんと素敵な習慣なんだろう”

素敵なお菓子のある生活が羨ましいとさえ感じて ”この素敵なお菓子と楽しく食べる習慣が日本にも広まって欲しい!” と願うようになりました。これは日本で活躍するフランス菓子職人(パティシエ)やパン職人(ブーランジェ)たちに頑張ってもらうしかない!

 

 

こうして、パティシエやブーランジェの皆さまをアテンドさせて頂く際には必ず「ガレット・デ・ロワ」の話をしてきました。そんなこともあって、このお菓子に欠かせない Fève(フェーヴ:磁器製飾り)と王冠(紙製)をプロ向けに扱うようになりまして、早20年以上になりました。

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

 

お菓子についても色々とご紹介したいポイントがあります。例えば、表面の模様(=レイエ)にも伝統的な柄があって、それぞれに意味があります(後日リンク)。「ガレット・デ・ロワ」シリーズのフェーヴを眺めるとブリオッシュ生地のものや行事の起源に由来する柄が表現してあることに気づけます。フランス文化が伝わってくることもフェーヴの魅力といえるでしょう。

 

 

そして「ガレット・デ・ロワ」の歴史も興味深いものです(後日リンク)。またの機会に詳しくご紹介しますが、今ではカトリック行事(エピファニー)のお菓子として定着していますが、その歴史はローマ時代まで遡ります。

*勉強会イベント「Table d’hôte ターブルドット」は色々なテーマで開催しますが「ガレット・デ・ロワ」は定番です → Table d'hôte開催レポート

 

 

「ガレット・デ・ロワ」には生地のタイプが地方によって違います。フェーヴ(「ガレット・デ・ロワ」がモチーフの磁器製飾りの写真からもわかるように)ブリオッシュ生地とフィユタージュ生地の2種類があることも特徴です。

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について
毎年30シリーズくらい新作デザインが加わります(1シリーズ8個~12個構成)。
Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

 

少し話が逸れますが、私はこのシリーズのようにフランス文化を知るきっかけとなるフェーヴが好きです。こちらはフルーツの形をしたフェーヴに、フランス語でその果物に纏わる「ことわざ」が書いてあるフェーヴです。フランス語を学びながらご紹介できるように1つずつの”ことわざ”に注目してブログアップしたいと思います。

C’est la cerise sur le Gâteau !  意味:これがなくては画龍点睛を欠く

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

 

ケーキの上にチェリーをおいただけで見栄えがグッと良くなることがあります。そんな時に使う「ことわざ」です。

 

 

言葉のやり取りの中でユーモアを愉しむのが好きなフランス人たち。日常会話の中にチャンスを見つけて、フェーヴから学んだ「フランス語のことわざ」を使って楽しみたいなと思います☆彡

 

 

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

 

「ガレット・デ・ロワ」のお菓子には、お菓子そのものにも、フェーヴにも、それぞれに歴史と魅力が詰まっていますので、順に色々な角度から紹介させて頂きたいと思っています。

 

まずは気楽に ”日本でも「ガレット・デ・ロワ」を存分に楽しみましょう♪” Fêtez la galette des Rois !

Galette des Rois(ガレットデロワ) とFève(フェーヴ)について

 

現在「レザベイユ南青山」の店舗では、パリの高品質ハチミツ専門店として名高い<Les Abeilles(レザベイユ)>商品をメインに扱っています。

 

当然Les Abeilles 商品を扱うにあたって”ハチミツ博士にならないといけない”と考えて、ハチミツや養蜂について学んできました。奥が深い神秘的なものだから学びは今も継続中。興味深いハチミツ関連も取り上げていきます。どうぞお楽しみに♪

 

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